2017年3月15日 (水)

「はじめての文芸翻訳講座」を再開します。

しばらくお休みをいただいていた「はじめての文芸翻訳講座」を再開します。

松江市内にある公民館をお借りして、3名から5名程度の少人数で、月に二回(隔週)行ないます。宿題(!)としてやっていただく訳文を持ち寄って、原文を読みながらみんなで一緒にああでもないこうでもないと言いながら推敲します。

短編小説をじっくりと読む面白さ、それを実際に自分で翻訳する醍醐味、参加者の数だけ異なる翻訳が出来上がる不思議を一緒に味わってみませんか。

詳しくは下のバナーよりご確認ください。不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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2015年10月25日 (日)

「under the sky, on the road, at the desk.」

こちらのブログはなかなか更新できていませんが、代表の個人ブログは毎日更新しています。

こちらです。よろしくお願いします。>>> 「under the sky, on the road, at the desk.」

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2015年6月 1日 (月)

『雨粒御伝絵本 雨の降る都(まち)』

今日は朝からじっとしていても汗ばむほどの陽気となりましたが、松江では今日からご縁を運ぶ雨の降る「縁雫(えにしずく)観光月間」ということで、カラコロ工房のガーデンテラスでキックオフイベントが開催されました(去年はJR松江駅構内の縁結び広場で浜田真理子さんとノグチアツシさんのミニコンサートもあって、ぼくにとって初めてのノグチアツシさん体験となったのでした)。

今年は松江観光協会さんが「雨粒御伝絵本 雨の降る都(まち)」というのを発行されたのですが、その原作をなんとぼくが書かせていただきました。絵本の企画を担当された松江サードプレイス研究会の理事であり、いつもお世話になっているてづくり雑貨ちろりの須山さんからお話をいただいたのです。

去年の11月の終わりでしたが、雨の日の松江の魅力が伝わる物語を、というお話をいただいたその次の日がちょうどいかにも松江らしい、しとしとと雨の降る日だったので、ノグチアツシさんの「水の都に雨が降る」と浜田真理子さんの「花散らしの雨」を聴きながら松江城周辺を歩き、そのときに見た風景や頭に浮かんだイメージを文章にしました。

素敵なイラストは須山さんの本領発揮です。最終稿を初めて見せていただいたときは、すごいのが出てきたと思いました。須山さんの思いがめいっぱい詰まった絵本にぼくも携わることができ、とても嬉しく思います。

制作会議を何度も重ねて、色んな方の意見を反映させてできたものなので、文章に関しても決してぼくだけのものではなく、ぼくはあくまで「原作」者なのですが、それを今日のイベントでは浜田真理子さんがとても素敵に朗読してくださって、感激という言葉では言い表せないぐらい幸せな一日となりました。

ミニライブでは、「花散らしの雨」と「水の都に雨が降る」、そして昼の部では「黄昏のビギン」、夜の部では「雨の慕情」の合計三曲ずつが歌われました。「花散らしの雨」は浜田さんの最新スタジオアルバム『But Beautiful』に収録されている曲なのですが、刹那的な気分を永遠に胸に刻もうとするような、そんな吹っ切れるはずのない切ない気持ちがちょっとアンニュイな雰囲気で歌われていて、大大大好きな一曲なのです。絵本制作のお話をいただいたときに最初に頭に浮かんだ情景は、軒下にできた水たまりで去りゆく人に踏まれる花びらでした。

そして「水の都に雨が降る」は、安来のおじさんの名曲の一つです。物語を書くときに聴いていたのは、ノグチアツシさんのバージョンと浜田さんのバージョンなのですが、この間、安来のおじさんによるオリジナルを聴いたときの感動は、その日の日記にも書いたとおりです。

絵本制作にまつわるそんな二曲をライブで演奏してくださって、その前には絵本の朗読もあって、今日はもう松江に来てからの集大成みたいな感じがしました。浜田さん、ありがとうございました。

今日は松江市の縁雫観光月間のキックオフイベントであって、ぼくの個人的な思いなどは個人的なものにすぎないのですが、それでもこういうあまりに光栄な機会を与えてくださった須山さん、松江サードプレイス研究会の皆さん、松江観光協会の皆さま、株式会社メディアスコープの皆さま、ありがとうございました。それから、今日も会場でたくさんの方に声をかけていただきました。松江の皆さんに受け入れていただいていることを日々実感しています。ありがとうございます。

たぶんですが、ご縁とは希望のことです。

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2015年3月19日 (木)

「はじめての文芸翻訳講座」募集中です。

窓の向こうで、梅の花が咲き始めました。先日は朝からうぐいすの鳴き声が聞こえてきて、春だなあ、と思っていた矢先、昨日、今日とまたぶ厚い雲に空が遮られて、冷たい雨が落ちてきています。でも、雨に濡れた葉っぱとか、それまでしがみついていた雨粒が地面に落ちた時に反動で跳ね返る枝とか、雨どいを伝う雫とか、そういうのを見ているのも、胸のさざ波を落ち着かせてくれていい感じです。静かな心もちで机に向かうことができています(しかしよく降ります)。

目にした風景や、何かやらかしたこと、それがきっかけで訪れた感情の移ろいなどを誰かに伝えようとすることと、英語で本を読んで頭に浮かんだイメージを日本語で再現しようとすることは、よく似ています(そう思って、もう一つのブログでは毎日せっせと日記を書いています)。

よく似ているということは同じではないということでもあるので、そこを意識することで翻訳の難しさが醍醐味に変わり、思いがけない楽しみを発見することにつながるかもしれませんよ、という思いで、山陰中央新報文化センター松江教室(松江市殿町)で「はじめての文芸翻訳講座」というのをやっています。

3名から5名のクラスで、それぞれの訳文を持ち寄って、同じテキストを読んでも人数分だけ異なる訳文ができあがる不思議や面白さ、自分の頭の中にある思いやイメージなのにそれを自分の言葉で表現(あるいは再現)することの難しさやもどかしさなどを感じてもらいながら、ああでもないこうでもない、わいわいがやがやと推敲しています。

第1、3火曜日午前のクラスは定員(5名)に達しているため、現在募集しているのは第1、3月曜日夜(19:00-20:30)のクラスのみとなっています。翻訳に関心のある方は、ぜひ山陰中央新報文化センターにお問い合わせください。

 >>> 山陰中央新報文化センター

 
また、上記日程が合わない場合、三名様以上のお申込みがあれば、松江市内のたいていの公民館を借りて開催することができますので、お友達などお誘いあわせのうえ、どしどしご連絡ください。

皆さんと一緒に翻訳の勉強ができることを楽しみにしています。


↑ クリックすると拡大表示されます。

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2015年3月 8日 (日)

アイリッシュ・フェスティバル in 松江 2015.

今日は久しぶりに見る青い空の下、アイリッシュ・フェスティバル in MATSUE 2015が開催されました。松江城大手前からカラコロ工房にかけての地域で緑のパレードやライブ・パフォーマンスが華やかに繰り広げられる中、ぼくは殿町の王水堂駐車場にオープンした屋台村に参加させていただきました。

今年は参加を見合わせるつもりだったのですが、アイリッシュ・フェスティバルの屋台村はぼくが松江に来て初めて人前に出たイベントで、そこで知り合った人がその後のぼくの松江での活動基盤を整え広げてくれたということもあり、また、松江のケルト音楽集団「キョール・アガス・クラック」のバンマスと出会うなど、ぼくにとって今につながるさまざまな刺激を与えてくれた場でもあるので、結局今年も参加することに決めたのでした。

今回はそのバンマスとアイルランドの楽器販売でコラボできるかもしれなかったのですが、諸事情で残念ながら実現には至りませんでした(続けていたらまたいつかその機会は訪れるはずなので、それを楽しみにこれからも頑張ろうと思っています)。

それで今年も『チズラーズ』と『グラニー』、そして世界に誇る関西発のケルト音楽「ケルトシットルケ」のアルバム、ケルトシットルケの最重要人物=吉田文夫さんが1980年代に組んでいた「Si-Folk」の幻の名盤『longing time』、北欧の伝承曲を歌い継ぐケルトシットルケのミューズ「シャナヒー」さんのアルバム、シャナヒーのパーカッショニスト=Akiさんのもう一つの活動母体であるマリンバアンサンブル「びーだま」のファーストアルバム『ゆりかご』を、松江の皆さんにお届けしてきました。

商品を並べたテーブルの奥に立っていると、通りかかったたくさんの知り合いが声をかけてくれたり、『チズラーズ』と『グラニー』をすでに読んだという方が「え、本人なんですか」なんて話しかけてくださったり、その方からすでに『チズラーズ』と『グラニー』のことを聞いていたという方が買ってくださったり、吉田さんからぼくのことを聞いたという方が来てくださったり、嬉しい出会いや出来事が今年もたくさんありました。しかも、読んだとおっしゃってくれた人はアイルランドの方で、日本に来て10年ぐらいになるそうなのですが、ぼくの翻訳で母国の小説を読んでくださったのです。何の違和感もなくダブリンなど舞台となっている土地の風景を思い浮かべることができたと言ってくださったことは、とても自信になりました。

他にも、バグパイパーの杉山さんとも再会できたし、アイリッシュ・パブ「ザ・シャムロック」で昨日演奏されたSEiRenの前田さんを紹介していただいたり、とても楽しく有意義な一日になりました(今はSEiRenさんの『The first Rose bud』を聴きながらこの日記を書いています)。

今日の屋台村で販売していた本やCDは、恵光社オンラインショップでもお買い求めいただけますので、ぜひご覧になってください。

>>> 恵光社オンラインショップ

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2014年11月18日 (火)

「しまねのひと」続報!

11月16日(日)付の毎日新聞島根面で「しまねのひと」として取り上げていただきましたが、この記事がなんと、毎日新聞和歌山面でも掲載されることになりました。和歌山面、というとなんとなく紀北を思い浮かべますが、もちろん紀南地方も含みます。

勝浦を出て、西宮や吹田を経て、東京に行くと言いながら松戸に行ったり、ここは千葉だったと気づいて東京に引っ越したり、それなのにまた川崎に引っ越したり、芦屋に戻ってきたりしながら、辿り着いた松江の町で「しまねのひと」として取り上げていただき、それがぼくの出発点であり永遠の故郷である勝浦の人たちにも読んでいただける和歌山面に掲載されるのです。

とても嬉しいです。浮かれず、これまでどおりちゃんと頑張ります。毎日新聞和歌山面での掲載予定日は11月20日(木)ということです。

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写真は、和歌山面掲載のご連絡をいただいて、うきうきしながら撮ったものです。

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2014年11月17日 (月)

「しまねのひと」

11月16日(日)付の毎日新聞の島根面で、「しまねのひと」として紹介していただきました。先月の初め、新しい帯を持って境港に行った帰り、松江に向かうバスの中で、毎日新聞の記者さんからご連絡をいただき、後日、改めてコーヒーを飲みながら取材していただいたのでした。

ぼくは緊張してほとんど何をしゃべったか覚えていなかったのですが、記者さんはメモを取りながらふむふむときちんと聞いてくださって、気をよくしたぼくはぺらぺらとよくしゃべったはずです。それを簡潔に分かりやすくまとめていただいて、しかも大きな写真入りで、新しい帯を巻いた『チズラーズ』と『グラニー』を持ったぼくはとても誇らしげです。

毎日新聞さんの島根面に載せていただいたのは二度目です。一度目は新しい帯でもお世話になった浜田真理子さんが連載されているコラム「風にふかれて」で書いてくださった時です。あの日の新聞は、お守りのように、宝物のように、外出時はいつも鞄に忍ばせています。松江に来て、こんなに皆さんに応援していただいて、ぼくはもっともっと頑張らないといけません。

今回の「しまねのひと」でも、「……と笑顔を見せた。」と結んでいただいています。ぼくはいつも、引きつったような顔をしていないか、ということを少し意識しているところがあります。一時期ほど無愛想ではなくなったはずですが、それでも思っていることが顔に出てしまいます。面白くない時には笑えないし、嫌なことがあると体中のシャッターが下りそうになります。でも一方で、これも『マミー』と出会ってからの変化なのですが、たいていのことは大したことじゃないと思えるようにもなりました。本当にスローなペースですが、周りの皆さまに育てていただいていることを実感しています。

16日付の毎日新聞を読み損ねた方も、こちらからお読みいただけます。会員登録が必要なのですが、無料ですし、この機会にぜひ。 >>> 「しまねのひと:松江を拠点に活動する翻訳家」

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写真は、今朝、妻と息子を見送って近くのバス停まで行った時に見えた虹です。今は雷がごろごろ鳴っています。

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2014年11月15日 (土)

"Celtsittolke" & "Si-Folk"

『チズラーズ』と『グラニー』、そして先日からはBOOK在月のリトルプレス「book2」のお買いものにご利用いただいている「恵光社オンラインショップ」ですが、昨日より、『ケルトシットルケ』のCDの取り扱いを始めました。日本のアイリッシュミュージック・シーンを賑わせている神戸発のケルト音楽プロジェクトです。

1970年代から関西のアイリッシュミュージック・シーンを牽引し続けるボタンアコーディオン&コンサーティーナ奏者の吉田文夫さんを中心に、関西に基盤を置いて日本各地、さらには日本を飛び出して活躍するミュージシャンやユニットが芦屋のレコーディングスタジオ「ビートショップ」に集結し、よってたかってごきげんなアルバムをリリースし続けているのです。

松江では「てづくり雑貨ちろり」さんと「zakka & fabric journey」さんでも絶賛発売中の人気CDで、松江とも縁の深いアイルランドなどのケルト文化圏で歌い踊り継がれてきたケルト音楽がぎっしりてんこもりです。

まずは挨拶代わりの『ケルトシットルケ』(2010)、『ケルトシットルケvol.2』(2011)、そしてCD発売記念として神戸のソニックホールで行なわれたライブをぎゅっと凝縮した『ケルトシットルケ・ライブ てんこもりJAM』(2012)、さらに『ケルトシットルケvol.3』(2013)では楽曲ごとにがらりと編成を変える大胆不敵なセッションバンド「The Celtic Hearts Club Band」を結成し、フィドルやブズーキ、イーリアンパイプス、ボタンアコーディオン、バウロン……、といったケルティックなムードたっぷりの楽器の魅力を最大限に引き出しています。

恵光社オンラインショップでは上記4枚に加えて、ケルトシットルケ・プロジェクトの最重要人物である吉田文夫さんが「Si-Folk(シ・フォーク)」名義で1980年代にリリースした幻の名盤を、現在のホームスタジオとも言える「ビートショップ」さんでデジタル・リマスターを施して復刻した『longing time』もご用意しています。吉田さんのケルト音楽への熱い想いが溢れ出んばかりに詰まっています。

厳しい自然、異国の地、遠い故郷、温かい家庭、自由への憧れ、といった切実な思いを賑やかに奏でるケルト音楽を、ぜひお楽しみください。

>>> 「恵光社オンラインショップ」

そしてCDと一緒にぜひ聴いていただきたいのが、「ケルトリップラジオ」です。幅広く奥深いケルト音楽について、吉田さんならではの切り口で、詳しく分かりやすい解説とともに紹介されています。

世界に誇る関西発のケルト音楽プロジェクト=「ケルトシットルケ」は、間違いなく関西の大きな魅力の一つです。

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2014年11月 1日 (土)

BOOK在月「book2」

先週土曜日に松江市殿町のカラコロ工房で開催された第二回BOOK在月に合わせて、リトルプレス「book2」が刊行されました。

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松江の古本屋「ダルマ堂書店」店主の桑原弘さんを取り上げた特集「松江のひと」、「橋」を共通のテーマにしたリレーエッセイ(すやまひろこさん、ぼく、南陀楼綾繁さん、浜田真理子さん)、南陀楼綾繁さんが山陰中央新報で連載されていた「本と遊べば2」、ぼくが山陰中央新報で連載させていただいていた「アイルランドの物語を読む」、BOOK在月が選ぶおすすめの1冊(というタイトルでまさかの2冊!)、みんなの図書館・曽田文庫の紹介、ととても充実した一冊です。

*「アイルランドの物語を読む」は諸事情で、連載当時とは各回のタイトルが少し変わっているようです。

「松江を愛する私たちのリレーエッセイ」のコーナーでは、「宍道湖と中海にかこまれた松江にはたくさんの橋が架かっています。今日も私たちは橋を渡ります。」という紹介の後にもかかわらず、ぼくは自分が幼少期を過ごした地にかかる橋について書いてしまいました。当初いただいたのは「橋」というキーワードと字数だけだったのですが、他のお三方は皆さん橋と松江を結びつけているのに、ぼくだけまるで関係のない橋を記憶の奥底から引っぱり出してきてしまうという大失態です。しかもこんなことになっているなんて、実際に現物を見て初めて気づきました。

そういうこともありつつ、一冊丸ごと、読み物としてとても面白いです。恵光社のオンラインショップでもお取扱いさせていただくことになりました。一冊500円の「book2」は送料無料ですので、BOOK在月にお越しいただけなかった方、買いそびれてしまった方、松江はなんだか面白そうだと感じていらっしゃる方、浜田真理子さんのファンの方、下のリンクよりどしどしご利用ください。

ekosha_onlineshop

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2014年10月28日 (火)

恵光社みたいな月の夜。

今夜の月は、恵光社みたいな月でした。三日月です。空を見上げて三日月が浮かんでいると、お、恵光社の月や、と思います。でもそれは間違いで、三日月を恵光社のロゴに使わせていただいているのです。

ふっと夜空を見上げた時にそこに必ず浮かんでいる月のように、自ら光を発することはなくても太陽の光を反射して地上を照らす月のように、原作の魅力を一旦引き受けて読者の皆さんにお届けする恵光社でありたいと、そんな願いを込めています。

八雲台まで来ると、町を照らす人工の灯りもなくなって、星がいっぱい見えました。よく見ると、星がいっぱいでした。夜はぐっと冷え込むようになってきて、今日は手袋とマフラーをしました。鼻先に冬の訪れを感じます。妻はそれを鼻メーターと呼んでいます。

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«「Live. La solitude」と、『チズラーズ』と『グラニー』。